シャドーイングと呼ばれる方法を聞いたことはあるでしょうか。
音を聴いたらすぐに同じ音を出していく方法です。
意味がわからなくてもできることもあり、何回も繰り返さないと意味がわからないまま練習が続くこともあるので、英語を話す能力の上達は期待できません。
しかし、
英語がすでにできる人は、意味も理解しながらシャドーイングできる人もいます。
その場合は、ある程度の区切りで繰り返すので、繰り返す音を聞いていたら意味の理解度もわかります。
発音の練習として、個人的には、シャドーイングというのは好きではないのですが、イントネーション、速度をフォーカスして変化ができることを体験してもらうためには有効な一つの方法だと思います。
今日は、英語そのものには慣れていて、発音に関しても知識は完璧ですが、いくつかの音は安定しておらず、イントネーションとリズムに癖があるKawaneさんにシャドーイングをしてみました。
この文章は初見ですが、これまでのほかの文章でシャドーイングは行ったことはあります。
77歳男性というのは、みなさんにも興味を持っていただける部分だと思います。
発音を学ぶのに有利な条件があります。
・若い
・女性
・音楽などリズムのあるものに触れている(得意)
・コツコツと反復練習ができる
Kawaneさんは決して有利ではないですが、英語ができて、反復練習は完璧ですので、どんどん成果が表れます。
20分のレッスンでの変化をお聞きください。
初見です。
His mother suggested that he put ~ のところが言いにくいということでした。
レッスンアドバイス:that の前できり、thatの後はまとめる。
シャドーイングを3回、1回するたびに、音素、イントネーションがおかしいところを指摘し確認。
最後にもう一度読んでもらいました。
この音声は後半をカットしていますが、実際の音声は初回は33秒、最後は26秒でした。早く読んでくださいとは指導していませんが、弱音がまとまると速く感じず、全体では、速くなります。
よくNativeの音を聞いて理解できても、重ねて言うと聞いていたよりも速く感じると思います。強音と弱音の使い方がキーとなります。